テレビで初めてタスマニアデビルを見たのですが、一瞬で心を鷲掴みにされました。
それ以来ずっと会いたいと思っていたのですが、日本では永らく会うことのできなかった動物です。
2016年にタスマニア州から2頭が多摩動物公園へ来園し、6月に公開となりました。
行きたいと思いながらなかなか行けずにいましたが、やっと今月の上旬に行ってきました。
多摩動物園って行かれたことがある方なら、どれほど広くてどれほどのアップダウンがあなたの足をカクッカクにさせるかご存知と思いますが、とにかく久しぶりなのでできる限り全部を見て回りたいと思ったのです。
といっても、入り口からはるか遠くにあるオーストラリア園のタスマニアデビル舎。
開園間際を逃したらきっと眠っちゃうに違いない、わき目もふらずに行くぞ!
そう思っていたはずなのに、入り口付近のヤギで早速足止めをくらいました…。
ありとあらゆる動物にひっかかりながらも、「また後でね。」と言い残して進み、やっと到着しました。
ん?どこ?
もしかしてまだでていないのか、それとも見えない場所ですでに眠ってしまっているのか、そんなことを思っていたら視野に動くものが…。
たたたたた…

走り抜けていきました。
想像していたよりもずっと小さな小悪魔たち。
「あらま。いらっしゃい。」

なんて愛らしい!
凶暴な動物なんだとみんなが口をそろえて言いますが、それはきっとこの歯のせい?肉食獣ですものね。
夜行性で、主にワラビーなど死体を集団で食すそうで、夜な夜な奇声を発する、また体が黒いことからデビルという名がついたのだとか。

基本的に臆病な動物だと聞いていましたが、そんな様子は感じられませんでした。

姿・耳の形・ヒゲの張り具合に鼻や目の周り、お尻の付け根にある白いラインに、首回りの白いライン。ホントに非の打ちどころがないです。
野生下では、「デビル顔面腫瘍性疾患」という伝染病によって絶滅の危機に瀕しています。
単独生活ではないことが、この伝染病の拡がりを止められない一つの要因でもあるようですが、なんとか終息に向かうことを祈ります。
楽しそうな姉妹。

会えて嬉しかったです!
憧れの小悪魔。
できることなら、何時間かこの2頭を見ながら時間を過ごしたかったけれど、また午後から来るねと言ってこの場所を後にしました。
会いに行かなくちゃと思いながらもずーっと行けなくて、やっと訪問できたのは今月のはじめのことです。
「明日、どうぶつ王国へ行こうかなぁ。」とつぶやきながら、お弁当を作っていたら、「え?迷っているんじゃなくて、もう決まっているんじゃん。」と家族に笑われました。
運が良ければご覧いただけます

私のZOO友さんたちはこぞって「なんとも簡単に会えちゃいました。」とSNSにアップされていたので、私も簡単に会えるものだと思っていました。
が!
そうね、私はそういうときの運というのは持っていないのです。
なにかに当たるというのは、たいてい社宅の自治会長だったり、年末の大掃除当番だったりするのですよ。
案の定、一度目はからっぽ。しばらく待っても気配すらなく。
2度目もからっぽ。ホントにいるのかな~なんて思えてきます。
3度目の正直とはよくいったもので、しばらく待っているとお住まいの上にある部屋に影が見えました。
も、もしかして!

脚~♪
なんでしょう。このじらし方。
「お、いいねー。もうひとのび、よろしく~!」みたいな声をかけつつ。(ただのヘンな人ですが。)

うわっ、耳~♪
この方はbabyなのかどうかさえ、わかりませんがね。
「よーし、じゃ、そこから出てみよっかぁ。」
撮影しているカメラマンのようなかけ声をかけつつ。
じーっと待つ私です。
おーっ!

顔~♪ ついに見ることができました。
私がずっと待っているのを知ってか知らずか。
「へへへへーっ♡」

きょえぇぇーっ! かわゆす。
「今日はこれにておしまい。」
って言ったかどうかわかんないけど、ここまででした。
このあとはまたお部屋に戻っておやすみになられたのか、姿を拝見することは叶いませんでした。
次回へリベンジ。
そのときは、お母さんの背中に乗って歩く姿をぜひとも見たいものです。
よろしくお願いします。
(今日は新月らしいので、お願いごとにいれておこう。)
神戸どうぶつ王国にやってくると聞いて楽しみにしていました。

ぽってりした体型がサクラ色と相まってその可愛らしさを倍増させます。

鼻のまわりの朱がアクセントですね。

鮮やかな冠羽を披露してほしいと思いつつも、寝癖のようなぴよよ~んに思わずニンマリ。

可愛いうえに、とても人懐っこくて

「今日はどちらからいらっしゃいました?」って聞いていそうでしょ。
掲示の後、ガラスの淵を右から左へウォーキングも披露してくれました。

それが、この掲示からひょこっと顔をだす姿が可笑しくて

だってこの顔、明らかに「へへへっ。」って言ってるでしょう。

なんだかこっちを見ているし(笑)
私は、まんまと大笑いしているんですけどね。
こちらもきっと番で飼育されているのでしょうね。とても仲が良いと感じました。

これまた楽しそうに微笑み合っているようにも見えます。
可愛いという印象ばかりを持っていましたが、ひとたび冠羽を広げると

「おぉぉっ!」と思わず声がでました。
(亡霊のような画像、お許しください。)
春色の、可愛くて美しいクルマサカオウム。
是非会いに行ってください。
私もまた行こーっと♪
仲間のある特定の鳴き声を聞くと、遊び始めるという行動が確認されたとか。
つまり、その鳴き声を聞くと遊びたい気分にさせられるということですよね。
こういった発声による感情の伝達が哺乳類以外で確認されたのは、ミヤマオウムが初めてのことなのだそうです。
ニュージーランドの南島、山岳地帯に住む彼らは、知能が高く、好奇心旺盛でいたずら好きというのは、王国の掲示にもありました。

昨年10月に初めてお会いしましたが、一目見たその時からなんて美しい鳥なのだろうと魅入ってしまいました。

昔のVolvo車を思わせるような深い緑に漆黒の縁取り。私好みの渋い色。
それだけでも十分に美しいというのに、羽の内側は鮮やかな朱色。

このあいだ訪問しましたら、お部屋が移動していました。
お隣にこれまた美しいクルマサカオウムたちがいて、その2か所を行ったり来たり。まぁ、楽しいこと!
クルマサカオウムのお話は後日させていただくとして、この日のケア(ミヤマオウム)たちは、大はしゃぎしていました。
壁を破壊しにかかる。

どこからか枝きれを見つけて、こちらへ歩いてきます。

ビヨンセの曲が頭の中で流れていました(笑)
なんだか歩き方がドラマティックに見えるのは、私の思い過ごしかなぁ。
これがいい遊び道具になるようで

上手く撮れなかったけど、何度も何度も四方八方へでんぐり返しをして遊んでいました。

その様子を見て、とにかく可笑しくて。顔が緩むのを止めるのに一苦労でした。
なるほどいたずら好きというかなんでも楽しめちゃうのだなと思った次第です。
しばらくしたら、2羽一緒に芝生をはがしにかかりました。

綺麗な生の芝生は次に来た時にはきっとなくなっているんだろうなと、この破壊活動を見ながら思いました。とさ。
西日本では、ここ神戸どうぶつ王国のみで見ることができます。
是非彼らの遊び心たっぷりの様子を見に行ってくださいね。
記憶をたどりながら、ときわ動物園をまわってみましょう。
入り口で入園券を購入。私は、徳山動物園のパスポートを持っていますので徳山割引♪
そこで出てきた絵柄がなんだか顔の黒いサル。

みさき公園でスマトラトラの掲示を読む人たちが、ス・マ・ト・ラ・ト・ラと一文字一文字を追っていくのと同じように、そこに書いてある文字を読みました。
「ハ・ヌ・マ・ン・ラングール」。まるでカタカナを覚えたての幼児のようだなと思いながら、初めて聞くサルの名前です。
入り口を入るとアジアの森林ゾーン。
まずは、ハヌマンラングールに会います。

毛並みの美しさは似ていますが…。
調べてみると、ドゥクラングールはほとんど樹上生活なのに対して、ハヌマンラングールは地上で生活するのだそうです。
言われてみれば、それぞれ運動場の造りが全然違います。
聞くところによれば、このハヌマンラングール、国内に6頭しかいないそうです。しかもオスが一頭。
うち4頭をときわ動物園で飼育。繁殖が非常に難しく、人工授精も視野に入れ、糞中ホルモンを調べられているそうです。
今後が楽しみですね。
ときわ動物園は、敷地面積はそれほど広くありません。
が、順路を蛇のような道にすることで1周するとそれなりの距離を歩いていることに驚かされます。
そして一番特徴的なのは、そこにあった木々や緑をあえて残して利用することで野生の生息環境を再現し、動物たち本来の行動を発揮させる「生息環境展示」です。
動物園の外にいるときから、すでにシロテテナガザルたちの鳴き声が響き渡っていました。
それを耳にするだけで、早く園内に入りたくて速足になりました(笑)。
それはそれは楽しそうで、枝から枝へ飛び移りながらブラキエーションを披露してくれたり、それぞれが自由にそれぞれの時間を楽しんでいました。
ふほほぉ~い♪





小さなbabyをつれたママも。

こちらはひっつきもっつきを楽しんでいた家族。

このテナガザルは何をしているんだろうと思ったら、

それぞれの島でグループを管理しています。
黒い毛色の個体がここにはいませんが、午前中には1頭出ていました。高い木の上で大きな声で鳴いていました。
先へ進みましょう。
ボンネットモンキーは、びっくりするほどワラワラと大所帯。

これ以上増えたら飼育場所がないという声も聞こえるほど。
コツメカワウソと混合展示ですが、このときはコツメさんが出産・育児中でしたので、別々でした。
コツメさんちのベイビーズの泳ぎの練習は、どのくらい進んでいるのかな。
泳げるようにならなければ、外の運動場には出られないもんね。

オス2頭とメス1頭。私が行ったときは、オスメス1頭の展示でした。
恋の季節だった模様。


この中に飼育員さん特製のスムージーが入っているそう。
そのスムージー、実際どんな味がするのか興味をそそられた園長が口にしてみるととんでもなく不味かったとか!ぷぷぷ
生息環境展示を目指しているので、人工物は置かないという決まりごとがあるそうです。
これは人工物でありながらまったくそんなふうに見せないところ、うーん、さすが!と思います。
それと同じようなのが、トクモンキーのところにも。

こんなふうにねじってあるのは、サルたちが握りやすくする工夫からです。水品氏が考案されたので、水品巻きと呼ばれているそうです。
すごいな、ひねり王子の白井選手みたい。
さて、次は中南米の水辺ゾーン。
ちょっと驚いたのが、フラミンゴ。

そして、リスザルたちは小さな島に住んでいます。

リスザルたちが住む島へ、イカダに乗って行きえさやりをする、リスザルアドベンチャーラフティングは人気のイベントなのだそうです。(特定日に開催)
ステキな日よけをしてもらっているカピバラさん。

確か…スダチといったかな。とくしまから来てくれたそうです。ふふふ♪
ミナミコアリクイ

ミナミコアリクイってなんでこんなに可愛いでしょうねぇ。歩いているだけでニンマリです。
それからフタユビナマケモノ。

みさき公園から来てくれたそうです。
「えっ!私も関西から来たのよ~。」って言ってみたけど、とにかく眠そうで「そうなの?」とは言ってくれなかった。(当たり前)
意外だったのは、フサオマキザルたちの寝室で。

キャベツは理解できるとして、ピーマン?!食べるの?
サルたち、とくに熱帯のサルたちって甘いものを好む印象がありましたので意外でした。
結構食べるのだそうです。
ときわ動物園さん、日ごろ【緑餌】というのを意識されているそうです。
それはときわ動物園独特の試みでいわゆる造語なのだそうですが、野草を摘みに行ったり、園内でクローバーやドクダミを見つけてきて、それらを前述のスムージーなどにして与えているそうです。
さきほどのスダチさんを逆方向から見ると

池にいるのがワサビさん。決闘を申し出ているところ。
なんだかおもしろいやりとり。
水辺の向こうに島があって、そこにはジェフロイクモザルがいます。

これまた楽しそうに綱渡り。

どこまでが手でどこまでが脚なんだかよくわからないほど。

動物たちみんなが楽しそうにしているから、見ている私も本当に楽しくなる、そんな場所です。

後半へつづく… (はず)
クマ斗は眠っています。

ねむねむクマ斗。
こうしてプールの淵で眠ることが多いから寝顔がよく見えるんです。
気持ちよさそうだから、どんな夢を見ているんだろうと妄想にふけってしまいます。

その横でゴーゴが、「あいつ、眠ってるのか。」って

思っているかどうかわからないけど、てくてく歩いています。
実際、クマ斗を見ているかどうかよくわかりません。
てくてくゴーゴは、ちょっと虚ろに見える表情で行ったり来たりの繰り返し。
肉氷を落としていた頃のゴーゴを思うと、少し切ない私です。
オホトさんと同居が始まったとか。
思うところもいろいろあるけれど、また会いに行ってみようかな。
モデルを思わせる長い脚、顔の半分以上もあろうかという大きさの耳。
その耳は土の中にいるネズミの動きまで感知できるとか。
ジャンプ力もかなりのものだそうですね。

サーバルキャットが今話題を集めているそうで、彼らを目当てに動物園に足を運ぶ人も多いとか。
世情に疎い私としては、そうなの?といったところですが、どんな形であれ、たくさんの人に動物たちの魅力を感じてもらいたいです。
かく言う私も、今まで時間をかけてサーバルキャットを観察したことってないなぁと思いながら、その日も見ていました。
ふわぁ~っ

あ!

…と思っていたら、スッと逃げられてしまいました。
上に乗っかろうとしていた子は、体裁が悪かったようで
「別に俺はそんなつもりじゃないさ。


あまりに露骨な動きだったので、「ぷぷぷっ」と吹き出しそうになりつつも見ていると、さきほど身を翻して逃げて行った子がやってきて

おっと、これは男心をくすぐる?もしくは弄ぶ?仕草ではないの?
すりすりされた子は、「どっちやねん!」

こういうのってホント妄想会話でしかないのだけど、なんだか楽しいのですよね♪
今を時めくサーバルキャットはどんなふうに描かれているのかしら。
そちらも見てみるべきかな。
「笑っていてね。」
いつもそう言われた気がしました。
笑わせてくれるユキがいないから、どうしよう…と思っていたら、あった、あった。

可愛いしっぽとおちり♡を見てニンマリ笑っていよう。
ユキはいないけど、不思議と気持ちが落ち着くユキのおうちへまた行くね。
またいろんな話をして一緒に笑おうね。
100日経っても大好きなユキ。
むしろもっと好きなユキ。
春の足音が聞こえそうな3月だというのに、とても寒い土曜日でした。
あれからもう6年が経ったなんて。
そうよね、私ももう徳山に住んでいないし、そしてユキもホクトのところへ行ってしまったのだもの。
一緒に過ごせる今は、いつかみたいに腕を絡めて眠っているの?
小窓から覗き見る世界に何を思っていたんだろう。

ねぇ。いつか私がそっちへ行くときは、私も一緒に腕を絡めて眠ってもいい?
眠りに落ちるまで、よしよししてあげるね。
ホクトの魂が今日も穏やかでありますように。
今も大好きなホクトへ。